I am a cat
外国人と一緒に食事する機会あると、予想外な事を聞かれて驚くことは誰でもあると思う。
先日シンガポール人の友人と話していて、I am a catを読んだ事があると言われた。一瞬何の事かと思ったけど、吾輩は猫である、ね、と思った。
日本人なら誰でも中学生でも知ってるこの小説だけど、まさか外国人に聞かれるとは思わなかった。しかも二十歳の女の子だから、村上春樹ならともかく、夏目漱石を読んだとは驚いた。
読んだのが昔過ぎて、自分の感想がどうだったか忘れており、話しがたいして続かず残念だったが、漫画「花より男子」も読んだ事があるとの事で、こちらは通じあった(ような気がする)。
こういう時特に、話し(英語での)盛り上がるかどうかは、その話題を知ってる、そして、そこに自分の感想とか意見とかがあるかどうか、だなって本当に実感する。決して発音がとか、文法の完璧さとかではない。
日本人の両親のもと、日本で公立の学校に行って普通に育てば、英語は科目のひとつで、英語はあくまでマルかバツかで採点される教科のひとつに過ぎない。英語が得意な人が必ずしもペラペーラな訳ではなく、点数が取れる事だ。
だから、つい、英語でのコミュニケーションでは、正確さの優先度が高くなってしまう。面白い事を言ったり、自分の考えを言うには、どうしたらいいか、ではなくどうしたらTOEICで点が取れるかのように“お勉強"、になりがち。
発音や文法も大事だし、仕事の上では正確さはもちろん欠かせない。
視野は広く、自分で考えて自分の意見をもって発信すること。
そう、人として魅力的かどうか、が大事。そこは、日本語の会話と変わらない。
イェーイ。