Senkaku islands

広めの庭がある我が家には、曽祖父母が長年住んでいた離れがある。先の大戦に負け、一時的に米国の統治下となったが、今は返却され、その時の契約書もある。だから我が家の一部で有ることには変わりない。ところが、最近の公式な地下資源調査によりこの離れの地下にはお宝が眠っている可能性があることが分かった。すると、お隣さんと、斜めお向かいさんが、もともとここは私達の離れだったのですよ、と言い始め、勝手に、頻繁に進入してくるようになった。だからこちらも実行支配されないよう見張りを続けたことで、一髪触発緊張状態となってしまった。すると、ご近所のみなさんから一体何が起こってるの?と聞かれるようになった。
間違いなく私の家なのに、お隣さんは『誰の家かは後でゆっくり穏便に話しましょうね』と、利権争いがあるのだと、なんとご近所さんにアピールし始めたのだ。その後もお隣さん進入、私追い払う、をちょこまか繰り返し、数十年が過ぎて、離れはすっかり、争い中として皆に認識されるようになっていた、そもそも私の家なのに。お隣さんは本当に賢くて、なんてアピール上手なんだろう。
今度、シンガポールの友人に尖閣諸島について聞かれたら、こうやって答えられるといいな。問題は何もない、だって日本の土地だから。